2011年2月7日月曜日

いよいよ本番!フランス・ブリュッヘン、ベートーヴェン・プロジェクト


Frans Brüggen(F.ブリュッヘン)氏プロデュースによる"Beethoven Project"
いよいよ2011年2月8日(火)から本番です。

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第1回:2月8日(火)19:15開演
交響曲第1番 ハ長調 op.21「第1番は明らかにハイドンからの流れを継承する交響曲」
交響曲第2番 ニ長調 op.36 「さらに発展させる形でハイドンから培われたものを継承した交響曲」
交響曲第3番 変ホ長調『英雄』 op.55「『英雄』はナポレオン、英雄伝、ヒロイズムが謳われる」

第2回:2月11日(金・祝)15:00開演
交響曲第4番 変ロ長調 op.60 「明確にわからないが、一歩戻り」
交響曲第5番 ハ短調『運命』 op.67 「声高らかに自由を謳った交響曲」

第3回:2月16日(水)19:15開演
交響曲第6番 ヘ長調『田園』 op.68 「自然を謳った交響曲」
交響曲第7番 イ長調 op.92「戦いのシンフォニー」

第4回:2月19日(土)15:00開演
交響曲第8番 ヘ長調 op.93「メカニックな要素を含む交響曲」
交響曲第9番 ニ短調『合唱付き』 op.125「全人類すべての人への讃歌として書かれた交響曲」


※上記「」はブリュッヘン氏が記者会見で語った9つのシンフォニーに対する「見立て」です。

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指揮:フランス・ブリュッヘン
管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団

ソプラノ:リーサ・ラーション
アルト:ウィルケ・テ・ブルメルストゥルーテ
テノール:ベンジャミン・ヒューレット
バリトン:デイヴィッド・ウィルソン=ジョンソン
合唱:栗友会合唱団
合唱指揮:栗山文昭

主催:すみだトリフォニーホール/財団法人 新日本フィルハーモニー交響楽団
協賛:SMK株式会社/UBS証券会社
後援:オランダ王国大使館/日蘭協会
平成22年度文化庁芸術拠点形成事業

ベートーヴェン・プロジェクト:

新日本フィルハーモニー交響楽団:
http://www.njp.or.jp/njp/information/index.html

朝日新聞さんの記事:
http://www.asahi.com/showbiz/music/TKY201102020239.html

毎日新聞さんの記事:
http://mainichi.jp/enta/art/news/20110203dde012040024000c.html

まめびとさんによる秀逸なオリジナル記事:
http://mamebito01.exblog.jp/15462079/


記者会見では"Schubert Project"の可能性について言及していました。多少気の早いことでもありますが、とにもかくにも目の前に控えた今回の公演を成功させねばなりませんので、ブリュッヘン・ファンの方、ご興味のある方、ぜひお足をお運びください。また蛇足になりますがシューベルトの動画を添付しておきます。オケはNJPさんでなく悪しからずですが、私はこういった動画があると大いにそそられるのです。同時にシューベルトの出現をイメージしながらベートーヴェンを鑑賞することは、現代人に与えられた方法でもあって面白いかもしれませんね。
















新進音楽家コンベンション等に出向く機会がある私としては、今回の記者会見は課題を感じました。いつか気が向けば書きますが、今はマーケットを支える者の一人としてプロジェクトの大成功を祈ります。

3 件のコメント:

  1. 一般モニターレポート、リンクいただきありがとうございます!しかも大手メディアと共に並べて頂き…恐縮光栄甚だ至極ですm(_ _)m
    Hidekiyoさまの最終2行、もしかしたら観点は異なるかもしれませんが、私も課題はあるなと感じました。ただ、普段あのような場に同席できない一般聴衆としては、とても貴重で刺激的な機会には違いありませんでした。
    そして仰るとおり、プロジェクトの大成功を心から祈るばかりですね。私は取りあえず明日の初日には駆けつける予定です。

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  2. ヒデキヨさん、こんばんは。

    最近、一人の作曲家をクローズアップした全曲演奏会が増えていますか?ショパンもありましたね。作曲家の人生や感情、時代的な背景全てを含んでいる楽曲を、順に通して演奏すること・聴くことは、一人の作曲家について深く感じることが出来、とても楽しいことのような…。まずは、その場の雰囲気を味わいたいですね♪

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  3. >mamebitoさん

    mamebitoさんの「音楽愛」に心打たれました
    批評を含む「批判」というのは とどのつまり個人の体験と照らし合わせた上での「GAP」の開陳にしか過ぎないと…常に戒めて文字にしているのですが

    >貴重で刺激的な機会には違いありませんでした。

    にやられました

    でも 私は NJPの「強み」を最大限に生かして欲しいと思う者です 逆に今はそうではないと感じること多々

    ところで素晴らしいレヴューも拝見 私は とある方のアシスタントに出向いており聴けずにいたので有難いです


    >音楽っ子さん

    「最近」を20年位のスパンで見れば確実に増えてきています
    要因のひとつに 演奏家の水準向上があります

    私見では 分業体制完熟期だと思います 今後もこの傾向は続き そして次なる演奏家や音楽家の役目が変化してくるとにらんでいます
     
    また お感じになったことを教えてくださいね

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