2011年1月24日月曜日

「今、オーケストラに何を求めるか?」 2/2

(続き)

以下は、登壇者の発言の中から私が関心を持った「キーワード」です。ここでは50音順に並べています。赤色文字は「こんな言葉を用いてテーマを語ってくれると良いな」と、私が希望観測的に勝手に描いた「キーワード」となります。

★の数は発言回数(累計)の多さに比例します。「-」は発言なしです。厳密にカウントした訳ではありませんので誤差があると思いますが、大よそでも、発言者の思考がどのような傾向にあるか掴めれば良いと考え書き出しています。


アイディア-
足を運ぶ
荒川静香
一極集中
音楽的芸術的投資
可処分時間-
可処分所得-
近代化
経済効率(効果)★★★
工業化
顧客-
顧客価値(「価値多様性」にて)
顧客の創造-
サーヴィス-
幸せ(「幸福追求」等含)★★
指揮者
資本主義
市民感覚
市民社会★★★
弱肉強食
浄財
助成★★★
進化
人口
水中動物
税金
生産性
贅沢
西洋化★★
宣伝
戦略
地域★★
Twitter(「書き込み」にて)
強みを生かす
東京
生の音
入場料
人間として大事
ネットワーク
非営利の組織-
非効率
フランス革命
プログラム
文化★★★
暴動
マーケット(「市場」等含)-
マイノリティ★★
マジョリティ
無駄★★
メディア
USTREAM(「ネット中継」にて)
陸上動物
歴史★★★



ブレストのための「フリートーク」としては成功していました。テーマが大きいので、今回はこれで良いのでしょう。

そこを踏まえて、列挙した「キーワード」を眺めておりますと、組織活動に必要な「戦略」が次に必要ではないか?と感じました。「戦略」を理解した上でのフリートークなら、短期長期的に具体的なことが見えてくるのではないかと思います。

もちろん「戦略」といっても、特に読響さんは大新聞とテレビが母体であり、またオケ組織の性格上、政官財+民含め驚くほど多様で難儀な調整が必要なはず。それらを包括した「戦略」を、どこの誰がどのような責任を持って構築するのか?民間企業と違って見えにくい構造に今は置かれているなと感じました。

更に読響さん以外のプロ団体も視野に入れて、日本のオーケストラとしての強みを生かす「戦略」を構築するとなると容易なことではないです。ただ、ここを考える組織やチームがこれから必要になるでしょう。

余談ですが、もし同じようなイヴェントをベルリン・フィルという「カイシャ」がやれば、何名かの団員も登壇するだろうな、と思いました。私も、もし自分の「カイシャ」が議論のテーマになり、しかも自社がイヴェントを主催するならば、発言せずともその場に居合わせなきゃ…という感覚は芽生えるかな…というより「参加しろ」と命令が出る可能性大。

団員さんの中には、私服に着替え客席にいた方もおられたと思いますが、さっきまで汗をかいて演奏していた団員さんが登壇すれば、聴衆との結びつきがより多面的で強固になる気がします。「この人が振るこのオケを聴きたい」に加えて「こんな人が演奏するこのオケを聴きたい」という要素も加わるからです。私見ですが。

会場にはテレビカメラがありましたのでこの模様は放送されるかもしれません。

関連ブログ:http://blog.goo.ne.jp/ajskrim07/e/53311d355dddc46a71544b7252227700

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