Takatsugu Muramatsu
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『朝日新聞GLOBE』さん連載の「突破する力」には、いつも興味深い人が登場する。
指揮者の大野和士(Kazushi Ono)さんに始まって、サッカー選手の中村俊輔さんや、作曲家の藤倉大(Dai Fujikura)さん、指揮者の上岡敏之(Toshiyuki kamioka)さん、与那国海塩社長の伊藤典子さん、スタジオジブリのプロデューサー鈴木敏夫さん、バレエダンサー吉田都(Miyako Yoshida)さん、サッカー日本代表前監督の岡田武史さん等、現代の日本を代表する人物が集まっている。いや、ただ、集めているばかりではなく、何を考えているか?自らを「分析」させる趣向がとても面白い。
連載48回目は、我らが作曲家・ピアニストの村松崇継 (Takatsugu Muramatsu)さんであった。
某月某日…。
あれは確か中目黒の野菜がめっぽう旨いイタリアン・レストランで、村松さんとご一緒させてもらったときのこと。会話の途中で音楽大学作曲科における作曲家の勉強法が話題になった。
「音大では明けても暮れても12音技法による作曲で…」
「譜面審査という音を出さないで音楽を審査する…」
もちろん、そんなマジメな話しばかりではなくて、蜂蜜専用の小さな小さなスプーンがついてくるお料理を注文して「ほらほら見て~凄いでしょ。こんなにちっちゃいよ…」と蜂蜜をかけるサーヴィスをしてくれたり(その間我々はまるで飼い主に忠実な「待て」状態であった^^;)、甘口の葡萄酒をゆっくり楽しんだり、最後は王子セレクトによるドルチェで盛り上がったり…と楽しい時間だったが何か示唆することが多々あった。
インタヴューでは、
「国立音大作曲学科に在籍しながら、ゴスペル、ロックの音楽家らと、ライブハウスで演奏に明け暮れていた。」と。
なるほど、そのようにして市場に合う感性とバランス感覚を磨かれたか。
「こどものころから曲を作り、その数はすでに1万曲以上ある。」
…は、改めて聞くと何と凄い数字ではないか!まさに「人生=作曲」である。しかもその若さでその年齢で!つまり、半端じゃない音楽への接し方、愛情、溢れんばかりの才能を窺い知ることができる。それでいて、村松さんの素晴らしいところは、ピアノが本当にお上手なこと。
「上手」だなんて、作曲科出身だから当たり前じゃないか?という人もおられるだろうが、いえいえ、ステージに載って人前で演奏して感動させるのは「上手」というレヴェルでは難しいんです。圧倒的な技術の懐の深さがなければ、メロディーを歌って「センスを醸し出す」なんて困難。
(続く)
引用元:http://globe.asahi.com/breakthrough/110110/01_01.html
ヒデキヨさん、こんばんは。
返信削除村松さんについて、改めて語らせていただくというのは、ちょっと気恥ずかしい感じですね^^でも、しっかり語ります…笑
先程、朝日新聞GLOBEの記事をもう1回読み返しました。本当良い内容です。「自分を信じる力」が人生の壁を突破する上で一番助けになったという言葉が、強く心に響きます。自分を信じるには、もの凄く自分磨き・鍛錬をされてきた(いる)のでしょう。
私は、村松さんをドラマ「だんだん」をきっかけに知ることが出来、スタジオパークで衝撃を受け、三田へのコンサートへ。今思えば、あの時落ち込んでいてよかったかも。三田に行こう!って思えましたから。全曲、御自身が作曲された楽曲を御自身によって演奏してしまわれる。美しく…時にパワフルに…。そして、曲間に話されるトーク(楽曲への想い等)は優しさに溢れておられ絶妙…。(笑いもとっちゃう!)
そんな音楽家の方にお会いできたこと、応援出来ることは幸せなこなのだと思います。応援をしながら、私も「自分を信じる力」をつけるべく、日々自分磨きをさせていただいているのだと思います。
音楽っ子さん
返信削除有難うございます
Departure3まで続きます
お楽しみに~
PS
楽しく自分磨きをしてくださいね
また教えてください