小澤征爾著 武満徹著 『音楽』(新潮文庫) |
武満 みんなが一致して超一流だと認めるような音楽は、僕には必要でないの、ほんとに。音楽はみんなにとって超一流である必要はないわけです。
小澤 全くその通り。
武満 ところがどうしても日本人は、「世界の小澤」、とかね(笑)、なんだとかすぐ言う。僕違うと思うんだよ。そんな万人にとって世界一流の音楽とか二流の音楽とかなんてね、ないよ。(中略)発想の根本においてどうしようもない時代錯誤だと思うね。はっきり言って。
引用元:小澤征爾著 武満徹著『音楽』(新潮文庫)から「音楽の聴き方、習い方」より
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私はこの本からどれだけ学んだことか。
多くのことが詰まっている。
それは容易に語り尽くせない。
お正月にNHKで放送されていたけれど、小澤さんが『ノヴェンバー』を振るシモタツ氏をアドヴァイスする風景を観て、まだまだ小澤さんの強みが生きる部分があると感じた。
それと「Kちゃんがこの服を持ってきてくれたんだよ…」という箇所。
やれることはちゃんとやらないと…反省です。連絡を取ってみよう。
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