小野寺信良著 『USTREAMがメディアを変える』(ちくま新書) |
これくらいは読んでおいた方が良いのでは?という本を時おり紹介していきます。尚、書評でも感想でもなく、私にとって気になった箇所を抜き出したメモ的な内容です。
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…はやぶさの帰還中継が、仮にユーストリームとニコニコ生放送を合わせた視聴者数が八万人だったとして、テレビの世帯視聴率に単純換算すると、約0.13%である。プライムタイムの番組としては、即放送打ち切り、プロデューサー更迭レベルだ。(略)…テレビ放送というシステムで情報投下できる規模があまりにも巨大であるがために、尖った番組が放送しづらいという事情もまた、わかるのではないかと思う。
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著者の小野寺信良さんは、テレビ映像の編集者としてバラエティ、報道、コマーシャル等を手がけてきたテレビの人。「はやぶさ」の一件を経験値を通した見方で捉えている。可能性と既得権。今の時代が一番しんどいかもしれない。
その他、「カシオペア」の向谷実氏×中西圭三氏が昨年6月に取り組んだギョーカイでは割合知られているプロジェクトも歴史の一こまとして紹介されている。
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